3か月後、彼は送迎事業部の副支配人という役職にて復職する。
インバウンドも徐々に復活。新人も増え業務は以前よりも多岐にわたり、自身の肩書も変わった。人が増えれば問題や思い悩むことも多くなる。
「そんな時この言葉を思い浮かべるんです。
『暗いと不平を言うよりもあなたが進んで灯りをつけなさい』マザー・テレサです。すごくポジティブですよね。」
チームマネジメントの中で大切にしている言葉。
他の現場を知る事で、SAMURIZEの良さもよりわかってきた。
もちろん、比べて良くない事もあるけれど、そんなものは自分で変えていけばいい。
かつての自分はどこか斜に構えて「暗い」と不平を言っていたような気がする。でも今は違う。周りが暗いのであれば自分が進んで灯りをつければいいだけの話だ。
彼が管理している現場には今日も彼が配車してつけたであろう車のヘッドライトの灯りがついている。